ネット友達

ピクシブで知り合ったユーザーがいて、その子と仲良くなったけど縁切ることになった話。

 

当時の自分は中学生。イラストを描くのが大好き。ピクシブのおえかきチャットでフォローしてる同士で絵を描いてた。そこにやってきて出会ったのがスネークちゃん(仮名)だった。

スネークちゃんは私と同い年。私の好きな作品のファンで、一緒にゲームの話とかして、絵茶でいろいろ遊ぶようになった。初めてのネット友達だった。

 

でも、その子は、とにかくネットリテラシーのない人だった…

 

 

威圧的で攻撃的

他の仲良いユーザーにも攻撃的な発言をしたりするような人だった。それで周りも疲弊してた。

その昔ピクシブのプロフィールのページには自分の呟きが表示されていた。相手にメッセージを送る時もそこに表示されてしまうから、人にみられたくないとかの理由でやりとりを消す人がいた。

スネークちゃんは他のユーザーと談笑してたけれど、ある時、理解のないあの子は自分とのやりとりを他ユーザーが消したからと激昂してたの。

尋常じゃない怒り方。威圧的で相手を責めまくる。相手も何度も謝ってて見てられなかった。

相手に理由を聞けばいいのに「メッセージを消された、私は嫌われてる」と思ったのかな。なんて短絡的な。相手に訳を言わせる余地も与えなかったし。

 

 

荒らしをからかう

チャットをしている時に荒らされたようで、その荒らしユーザーをからかっていた。

他のユーザーと結託して、捨て垢を用意して迷惑をかけていた。

しかも荒らしのユーザーはそのせいもあってか精神衰弱している様子だった。

荒らされてむかつくのはわかるけど、だからと報復するのはよくないと思う。やってること荒らしと変わらないじゃない。ほっとけば良いのに、通報するだけでいいのに。

 

 

人に秘密?バラす

スネークちゃんは自分の友達の秘め事を私にバラそうとした。

チャットでスネークちゃんと、彼女と仲がいいユーザーと一緒に絵を描いてた。

ある時、これ見て! とスネークちゃんがURLを貼った。見てみると、彼女と仲良いユーザーの書いているブログだった。

これ読んで悲しいよお…と言うスネークちゃん。やめてよ〜汗と言う仲良い子。

どうしたんだろうと読んでいると、記事の最後に不自然な空白。文字を選択? してみると、背景色に同化してた文字が現れた。

そこには自分の父親の不満とか、文句が書かれていた。全部読んでしまった。

でも自分は知らないふりをした。だって人に見られたくないものなのかもしれないし、相手にとっては自分はよく知らない人。勝手に見られていやだと思うし。嫌がってるようだったし。

スネークちゃんは何考えてるんだろう? もしかして何も考えてないの?! 私はだんだん、スネークちゃんは変わった人だっていうのがわかってきた。

 

大量の友達
しかもトモダチをどんどん作ってはポイって放ってしまうような子だった。

いつも話しかけてきて嬉しかったのに少しづつ疎遠になってきて、寂しかった。

相手を覗くと、いろんな人といろんなことを話してた。誰かとチャットしながら同時に誰かとチャットしてるから、なんて器用なんだと驚いた。

スネークちゃんは、スネークちゃんとその仲間たち的なグループを作った。スネークちゃんと仲良い人たちで集まったグループだったけど、地獄みたいなところでした。

絵を投稿してもコメントくれるのはいつもスネークちゃん。他の人は誰も反応しない、そんなところ。

そりゃそうだ。知らない人たち同士で無理やり集まったようなところだったもん。ぎこちない空気になるのは当たり前。

スネークちゃんはなんでグループが過疎化してるのか分かってなくて、誰か何か投稿して〜と言ってた。良い加減気づいて…。

 

 

リクエス

スネークちゃんからたくさんリクエストされて、嬉しかったから自分なりに頑張って描いた。

その子も私にリクエストしていいよって言ってくれて、あのキャラ描いてとお願いしたところ、スマホで描いたようなふにゃふにゃ太い線の色なしイラストが送られてきた。

いつもその子はペンタブで描いているのに、明らかに手を抜いている。本当残念だった。

 

 


自分も疲れて「もうこの人をみたくない」と思って別のアカウントに乗り換えた。

だけども、投稿するジャンルが前と一緒だったからすぐバレた。どうも馬鹿です。

関わるのが辛いから知らないふりしてた。そしたら「何故別人のふりをするのか」と問い詰められて、そのうちにどんどん威圧的な態度の文を送りつけてきた。

知っている人かもしれないのに、人に当たるようなメッセージを送ってくるなんて……と改めてショックを受けた。


こちらがぼろぼろの言い訳をしたところ、その子はこのアカウントが別人のものだということを受け入れてくれた。本当に信じていたか怪しいけれど納得してくれた。自分も騙したようで罪悪感しかなかった。

 

 そのアカウントを捨てて、また新しいアカウントを作ったところ、またその子はやってきた。また相互フォロー。またマイピク。なんでだろう?

相手だって嫌な思いしてるはずなのに、本当のこと知ってるのかもしれないのに、たくさんネットに友達がいてこっちに構わないのに、何故そこまでして繋がりたいの。

自分も相手から逃げたいはずなのに、何故またピクシブにアカウント作っているのかな。アホだからです。


最後にまともにメッセージを交わした時に、相手は「たくさん迷惑かけたからリクエスト受けるよ」と言った。だからお願いしてみたけれど、一週間経って「描いた紙無くしたからもう少し待っててね」と送られ、その後一年経った。

ずっと音沙汰なし。相手は自分と縁を切るためにリクエストを受け付けて、わざと描かなかったのかもしれない。

そしたらなんでまたフォローしてきたのかって話になっちゃうけど。

でもそれのおかげで自分は相手と縁を切る決心がついた。思い切ってある日ブロックしたんです。

いつも相手に監視されているようでナーバスだった毎日が終わった。

とてつもない開放感でした。後になってブロック解除したけどなんのメッセージもなし。本当に縁が切れた。


でも、アカウントには相手とのやりとりが残っちゃってる。相手の作品にコメントしたこともあるから「まだこのアカウントみられてるんじゃないか?!」と不安で不安で仕方がなくなった。

だから前のアカウントに投稿した作品全部非公開にしてきた。消すのは躊躇した。自分の中学時代とかの思い出を消すのはいやだったから。

 

いろんな人がみてくれて嬉しかったし、応援のコメントとかくれる人がいてとても嬉しかった。

でもブロックした子のことが怖くて、さらに他のユーザーに自分のイラストに書いたセリフを丸パクリされて落ち込んだ。

そういう理由もあってまたアカウントを捨てた。

捨ててからずっと空虚な気持ちだった。びっくりするほど空っぽ!! たくさんの人がフォローしてくれて嬉しかったけど、もうあのアカウントでは活動しません。

もうネットで友達作らない、ネットの人に振り回されないようにしようと思う。

 

ブロックした子のsnsを偶然みてしまった。

あの子はまだネットの友達を作り続けているみたい。

自分が何をしたのか、周りからどう思われていたかわからないからまだあそこに居続けることができるんだ。私には到底できません。

あの子も私のことなんてもう覚えてないだろうな。たくさんいる友達のことでめちゃくちゃ忙しそうだし。

今と昔のスネークちゃんは別の人だと思うけど、あの、他のユーザーの中には人が入ってないみたいに考えてわがままに振る舞ってたあのイメージがずっと払拭できてない。


あの子のことがあってからネットで誰かと交流するのが苦手になってしまった。そもそも最初からsnsとか苦手でした。

スネークちゃんと仲良し時に好きだった作品ももう見たくないし、ファンアートもかけない。

 

何も言わないで消して申し訳ないけれど、もう人に絵を見せる気分じゃなくなっちゃった。でもこれからもネットの隅で適当に活動したいです。

ネットの友達を現実の一部と重く捉えすぎの自分にも問題があるし、自分にも非はある。

でもあの人も自分のやったことを反省していればいいのに。あの人の精神は成長してるかな。自分の非認められるようになったかな。

思い出したくないのにスネークちゃんのことを思い出してしまう。早く忘れたい。