ダサい

そういえば自分は専門学校でイラストを学んでいた。遠い世界の話のようにはっきり思い出せないが。

授業はデザイン関連のものが多かった。色彩、DTPアートディレクション。デザイン系の授業が壊滅的に苦手だった。

それでも挑戦しようとブランディングの授業をとっていた。商品を考えて、先生と相談しながら企画書を作ってサンプルを作って発表するやつ。実践に近い形であれこれ個人指導を受けた。講師は若いお兄さんで、現役で商品開発の仕事をしていた。

自分は新しいメッセージアプリをつくることにした。魚のシールにQRコードが書いてあって、それをアプリで読み取ってメッセージを記す。相手に読み取ってもらうとARで魚が動き出してメッセージの内容を喋る。実際に作ることは不可能なのでイメージ図を描いて再現。

この考え頭いい、ポートフォリオに使える、言うことなしと褒められた。でへへへへ…😄

アプリはなんでもアリなので商品企画の難易度が低めだったけど。そういう職業に就けそうにないのでなんも意味はないけど。

 

 

その授業で講師が私に言ったのだけれど「自分でおもしろいと思うものを作れないのなら、面白いものは作れない。面白いと思えるものなら面白くなる」だって。

当たり前だと思う人には当たり前の言葉でしょうが、自分はそのことを始めて知った。確かにそうかもしれないと納得した。

 

 

最近自分は「だっせ〜な〜〜」と思いながら絵を描いている。自分は画一的で無個性なものが好き。それで服もワンパターンポーズもワンパターンで変化に乏しい。顔は楕円でカービィのような単純な目。エジブト壁画のように薄っぺら。

でも最近、何かを変化させたいと思った。それで配信されているアニメの一場面に出てくる人物のポーズを真似して描いて、服の色をいつもと変えてみた。

でもなんかダサい。服とか表情がダサいと思いながら描いてしまうので。

自分の想像力のなさ気力の無さをなんとかしたい。いや、動機が曖昧なのが問題かもしれない。

自分は勉強に動機付けをしていたので継続した。英語得意になって外国の人とコミュニケーションをとりたいとか、海外アニメを吹き替え字幕なしで理解できたらいいなとか。いい点とってバカにしてきたやつにショックを与えてやるとか…。

絵を描く動機は「もうちょっと丁寧に綺麗に描けるようになりたいな〜〜」「いろんなスタイルをとりこみたいな〜〜」くらい。描きたいものがないので、相変わらずぼんやりした人たちを描いてしまう。それで飽きて描かなくなる。

絵を対面で人に見せるとなると、めっちゃやる気になってウッキウキになって描ける。人に面白いと言ってくれかな〜〜と細部まで楽しくかけるし、ダメ出しをされないように丁寧に描ける。

そうか、人に見せずに一人でダラダラ描いているからこうなるのか😓

でも人に見せるつもりで描こう! と思ってもすぐには簡単にはできないしね。しばらくは適当に描こうと思う。

自分のかっこいいな〜と思う服を雑誌で見つけて参考にすることから始めよう…。いつもシャツとパンツの棒立ち人間を描いているので。