私って優しいから〜のいい加減さ

私って優しいから〜〜と口にしていた人がいた。

 

 

高校1年冬。人前でやたらいちゃつく気持ち悪いカップルがいた。

そっれはもう気持ち悪い。昼になるとクラスメイトの男の膝の上に別クラスからやってきた女が乗ってべちゃくちゃ喋る。うるさい上視界に入れなくても存在を感じてしまう。

人に見せつけるような感じが、もう、本当にしんどかった…😓 そういうのは人のいないとこでやってればいいのに。

精神状態が良くなかったので腹が立って、学校に行くのがさらに億劫になった。不登校の原因のひとつでもある。

修学旅行先のホテルのロビーで友達が、そのカップルの男子が女子のけつを揉んでたのを見たらしい。公然猥褻だ!!! 友達は「青春だねと思った」とか言って感激してる風だったが、ちょっと違うぞ。これも私が母校を底辺と呼ぶ所以である。

腹が立ちすぎて、そのイライラを解消するためにイチャイチャしているところを盗撮したことが一回あった。二人の顔は写ってないが、あなたたちの愚行は永久に私のスマホに残るのだぞ!!と思い込むことで怒りが多少和らいだ。今も残ってるはず。

 

 

学年が上がったらカップルの女の子の方が同じクラスになって、別クラスから男がやってきてべちゃべちゃ喋るでキツかった。

気にしないふりもなぜかできない。うるさすぎるので耳に入る。不愉快さと苛立ちで自分の精神はさらにヒョロガリになっていた。

女の子は不快感を撒き散らしていたが、そんな女の子にも友達はいた。ある時、友達と何か話して、「私って優しいから〜!」とか言っていた。

優しいねえ…。

 

 

英語の時間、自分の隣の人が欠席でペアワークができなかった。

それで他にペアのいない人はいないかと見渡したら一人いた。その子は例の障害がある子。

その子の隣に元から席はなく、そういう場合前の二人とペアを組むことになっている。だけど、障害のある子(これからはQちゃんと呼ぼう)は喋るのが苦手で、そのせいでか誰もペアを組んでくれなかったみたい。

その子の前に座っている二人のうちの一人はカップルの女の子だった。自分優しいとか言ってたくせに、困ってる子には知らないふりをするのか。あなたの優しさはそんな限定されたものなのか〜〜。

私はQちゃんの元に向かい「私の席の隣においで」と言った。Qちゃんは私の後ろをついてきて、私の隣に座ってペアワークした。

Qちゃんの席に向かう途中、自分優しいからと言った女の子は私を見てぎょっとしていた。相手は何か話しかけてくるんじゃ無いかというような感じでじっと見ていた。後ろに人がいることを忘れているような感じで。

そりゃ授業中に人が立ち上がってこっちに向かって歩いてきたらじっと見るでしょうが、その子のその様子にまた腹が立った。

 

 

とにかく言いたいのは「私優しいから」発言の無責任さに超苛立ったこと。

く〜〜〜!! その子が優しいのならQちゃんは孤立せず、私は教室でひとり泣くことだってなかった。優しくされることを期待していたわけではないけれど、無責任だ。

あの人はどういう話をしてあんなことを言ったのかは知らないが、自分のことを「優しい」という人は信用できないやつだと気づいた。

私優しいというのは、(親しい人に限って)優しいということなのだと知った。そうだよね、無条件に無差別で人に優しくする人なんてどこにもいないでしょうし。挙動不審な私らが優しくされないのは仕方のないことなのかもね。

自分もな…小中の精神錯乱しはじめの時に自分のこと「優しい」と言っていたので彼女と何も変わりないのだ。みんなから優しいと言われて自分はそういう人なんだと本気で思っていた。無神経な発言をずっとしていたのにね。

彼女も彼女で恋愛で錯乱してたから自分優しい発言をしてしまったのかも。そんならもう仕方ない。責めれない。仕方のないことなので。自分も人のことを言ってられないので。

 

 

カップルはしばらくすると別れた。恋のピークが過ぎて冷静になったような感じだった。女の子も大人しくなった。ストレスの原因が一つ減って安心した。

本当、カップルしてる間無神経なことばかり話してて腹立ってたので、二人の関係が消滅してよかった。ひとりでいる人ってありえないよね〜的な話を私の近くで、私に向けてではないだろうけどそういうことを言ってた。

男友達は「それはちょっと違うよ」とひとりでいる人を擁護する発言をしてくれたので、イラついていた私は一人で勝手に助かった。笑

そうやってストレス感じやすいので自分は集団生活向いていないと思う。自分も人に迷惑をかけてしまうしね😭