お前は犬!

お医者さんのいうことを聞いていたら、なぜか母親が頭の中に現れるようになった。

人の言うことしか聞けない犬、脳なし。とどこかから現れて罵声を浴びせてくる。

私はずっと気にしていないつもりだったが心は傷ついていたみたいだ。

 

 

小学校の高学年くらいの時、私は母親から犬呼ばわりされていた。

母親の言うことを私は聞かなくなった。家族の悪口を言って暴れたり、その時の気分で人への態度を変える母親に嫌気がさしたから。

それがご立腹だったようで、祖母が私を呼ぶたびに母親が「なんでも聞くよババの犬」とハッチポッチステーションの替え歌で私をやじってきた。

襖の隙間から大声で、祖母に呼ばれるたびに歌ってきたので耳にこびりついてしまった。

逆に言えば、今まで母親は私を犬扱いしていたんだ。私は母親にとってはただの都合よく扱えるモノだったのネ。

とんでもないクソやろうよ…。四十過ぎた人のやることじゃないよ…。

 

 

母親を僻地に住まわせるべきだ。田舎で働かせるべきだ。

母親は就労経験のない世間知らず。水商売しかしたことがない。

今更更生なんて無理だろうけど、東京に置いていたって邪魔なだけだ。

まだ近くにいる。街中でばったり会ってしまったらどうしようと不安が拭えない。

留守電のあの声…祖母に「(自分の)部屋のもの捨てたら許さないからな」「お前のものも捨てるからな」っていつものトーンで言っていた。

数年前に吹き込まれたモノだけれど、母親はこっちに戻ってくるつもりなんだろうか。なんていうか怖いな!!

母親の部屋はモノで溢れかえっていたから、でかいゴミ袋何十個分の量の物を捨てた。何度もゴミ捨て場を往復。無益な労働をした。

母親が送ってきた飲むヨーグルト、量が多くて冷蔵庫に入りきらず腐らせた。それを七十本捨ててボトルを洗うの作業をした。

私は母親のせいでなんのためにもならないことをさせられる。母親が存在するせいで意味不明な努力をさせられる。母親のせいで神経凹んだし。うぽおおおおお

早く消えてどこか遠くにいってほしい。

 

 

そんな子供っぽい人の子供っぽいセリフなんだから気にすんなよと、自分に言い聞かせたら母親の罵倒もあまり聞こえなくなった。

自分のコントロールもっと上手くなったらええね😭