中学の卒業文集

全ての卒業アルバムを捨てた。

叔母が猫を連れて避難してくるそうで、収納スペースを確保してほしいと言われ、整理整頓中に思い切って捨てた。深刻な方の黒歴史だったので家からなくなって安心した。

中学のアルバムにはスキー教室で泣いている自分が写っている。その手前で二人の女の子がカメラに向かってピースしている。

私はスキーがあまり上手くなくて、一緒の班にいた性格のきつい子が、私やスキーが苦手な他の子に対して辛辣なことを何度も言った。スキー教室が終わって緊張が解けたのと同時に涙が出てしまった。

手前に写っているうちの一人が辛辣な子。もっと泣いてる風の顔にして写真を台無しにすればよかった(しょうもない)

私の自意識過剰で気持ち悪い写り込み方の写真も載っている。気持ち悪くて詳細は書きたくないが、気色悪い感じでカメラにアピールしている…。

哀れ。寒気がする…。あんなんだから教師から疎まれて気持ち悪がられて当然だ…。

だが仕方がない。やばいやつに囲まれていたら自分もヤバくなるのは当然。ストレスが私をああさせていた。あれは素の私ではない…自然の摂理…

 

 

中学の卒業文集も一緒で読み返すことはもうない。でも、クラスの表紙の絵を私が描いちゃったので捨てにくい。

私は卒業文集にネッ友のことを書いた。その子を褒め称えることを書いていた。本当に適当な内容だった。

中学にいる間はしんどいことが多かった。だから中学のことについては何も書きたくなかった。

だから、いろんな人と友達になれない自分への遠回りな自虐のつもりで、疎遠になりつつあるネッ友のことについてフィクションを織り交ぜた嘘の話を書いた。

そんな意図があることを誰も汲み取れないので、美術の教師と帰国子女の子にからかわれた。

あんなもの書くぐらいなら提出しなければよかったのに笑

ああ…

今思うと本当に自分の方がおかしい。おかしいことを気付けないままどんどんおかしくなってしまった。

「それっておかしいよ」と誰にも言わせないような態度の自分が悪いのだが。

長いことネッともが悪い、おかしい!!と思っていたが、相手に勝手に期待して近づいて思ってたのと違うと感じたら逃げる傲慢な私の方がおかしいわ…。

私のことなど忘れていただきたい。身勝手だが…

 

 

自分から喋りかけに行くと大体気持ち悪がられて失敗する。それを避けるために何も言わず受け身な態度でいるようにすると、私には多すぎるくらいのたくさんの人がついてきてくれる。

ありがたいがその次に何をすればいいのかわからなくなる。喋りたいけどしょうもないことしか喋れなくて、わからなくなって人目が気になったり飽きたりして結局何もしなくなる。それが欠点。

克服せねば。克服というか慣れなければ…